12.27.2013

バーモントの森から贈り物

ハッピーホリデー!
クリスマスを旦那の家族と過ごすために、バーモント州にやって来ました。
飛行機で5時間かけてボストンまで飛び、そこからさらに車で5時間。
同じ国とは思えないほど遠い。でも久しぶりの雪にワクワクしているわたしたち。
マイナス15度の雪国で素敵な冬を過ごすことができました。


バーモントはとても美しいところです。
グリーンマウンテンという意味を持つバーモント州。名前の通り、美しい山に囲まれています。今の時期は雪に覆われてホワイトマウンテンですが。
空気がとてもキレイで、水がとてもおいしい。こんなおいしい空気や水に恵まれるのは、この山々に守られているからなんだなーと毎日山を眺めて過ごしました。
旦那の実家はとても田舎で、さらに丘の上にあるので、どこを360度見渡しても人工物(近所の家や道路や電線など)が見えません。こんな素晴らしい景色が家から見渡せるなんて夢のようでした。
          
わたしもいつかこんな美しい山に囲まれて生活したいと思っていますが、冬が約5ヶ月続くと聞いて、少しためらってしまいました。
将来はどうなるかわかりませんが、美しく寒い冬を思いっきり楽しめました。
         
外はとても寒いですが、家の中はとても温かい。寒さに耐えられるように雪国ならではの工夫がされていました。
8年前に建てられたこの新しい家の床中に熱いお湯が流れるパイプが走っています。そのおかげで床はポカポカ。そしてその熱で家中が暖められています。
そのお湯がどこで暖められているのかというと、家のすぐ横にある大きい暖炉です。薪を燃やして、その熱で流れている水を温めています。暖炉から家にパイプが繋がっていて、お湯が流れ、また暖炉に戻って暖められるという素晴らしいシステムです。
         
                  
森に囲まれているこの家では、自分たちの土地から木材を手に入れることができ、それを燃やして暖房に活かすという工夫は理にかなっています。
同じことを森のない都会でしようと思っても無理のある生活になってしまう。自分たちに与えられた環境でその土地に合わせた生活をすることはとても重要なことです。ほとんど四季を感じることのできないベイエリアに住むわたしは、その重要さを忘れがちになっていました。もう一度自分の住む土地でその土地に合った生活を見直したいと思います。

あさってにはボストン戻り、年末は日本から来る友達と共に自分の家でゆっくり過ごします。バーモントは私にとって第2の故郷です。またここにいつでも戻ってこれる。素晴らしい自然、そして家族が私たちをいつでも待っていてくれることに感謝です。