8.30.2013

発電ガール日記③ わたしたち電力

こんにちは。
発電ガールになって4日。
どういうことから始めようかなーと毎日わくわくしています。
少しずつだけど、一緒にやりたいって言ってくれるお友達が集まってきてくれています。
嬉しいな。ありがとう。

さて、日本ではとってもおもしろそうな市民運動が始まっています。
その名も「わたしたち電力」
http://wataden.org/#about

このプロジェクトはgreenz.jpと藤野電力さんのコラボだそうです。
HPを読んだだけですが、ほんとうにおもしろそう!私も参加したいなぁ。
HPには日本地図が載っていて、これから日本のいろんなところで「〇〇電力」が始まっていくんだろうなぁとわくわくさせられます♪
日本のどこに住んでいても、自分がやってみようと思えば、参加できる「わたしたち電力」。
みなさんもぜひ参加してみてくださいね。

こういうのって、アメリカにはまだないから、私もこっちでやってみたい。
サンフランシスコ・ベイエリアの食べれる庭マップや果樹マップはたくさんあるけれど、発電マップがあってもきっとおもしろい♪
わ、また新しいアイディアが生まれた。ありがとう。
これはトランジションアルバニーの新たなプロジェクトになりそうだな。

そして、日本だけじゃなく「わたしたち電力」の世界地図が生まれると、もっと楽しくなる。






8.26.2013

発電ガール日記② きっかけ

さて、勢いで発電ガール部、発足しちゃいました。
なぜ、電気や機械に全く興味のなかった平凡な私が、発電ガールになりたいと言い出したのか、きっかけを少しお話したいと思います。

3.11以降、エネルギーの大切さについてずーっと考えていました。
日本から遠く離れたアメリカでもFukushimaについてみんなが考えるようになりました。
原発事故があって、日本だけではなく世界各地で原発について強く考えるようになり、実際に原発を止めた国もでてきました。
ただ原発を止めることは、みんなも知ってるとおり、ほんとうに難しいことです。
そこへ行き着くまでには時間と労力が必要です。だから今もたくさんの人がいろんな分野で原発を止めるために動いています。
最近では、日本が隠し続けていた事実について世界中から日本を非難する声が痛いほど聞こえてきます。
とても悲しくなり、悔しくなり、私はなんて無力なんだ、って。今まで当たり前のようにエネルギーを使っていた無知な自分、そんな自分を責めながら、私にできることはないかと、模索していました。
事実を知り、ショックを受け、でも電気に頼らなければいけない生活を送り。そんな生活が何年続いていたでしょう。ただ悲しむだけで、文句を言うだけで、決して前には進んでいませんでした。

そんなとき、
日本で参加したトランジションタウン夏祭りで、素敵なきっかけを頂いたのです。
トランジションタウン藤野での素晴らしい活動のひとつである藤野電力さんです。
藤野電力とは。http://fujinodenryoku.jimdo.com/
(以下、藤野電力HPより引用。)

2011年3月11日の震災、そして福島の事故を機に、
今まで当たり前として世の中にあった様々な常識がほころびつつあります。
安全安心に毎日を暮らしていくには、
エネルギーも今までの中央集権型から、
住民が自ら参加出来るような自立分散型へ移行していきたい。
そしてエネルギー消費自体を少なくしつつも、
我慢ではなく、より新しく、より楽しく生きていけるような、
暮らし方へと移行していきたい。
藤野電力とは、自然や里山の資源を見直し、
自立分散型の自然エネルギーを地域で取り組む活動です。
そして目指すものは、エネルギーシステムの移行自体より、
むしろそれによってもたらされる、地域の豊かな未来なのです。

夏祭りで出会った藤野電力のみなさんと、素敵なエネルギートーク、そして小水力発電の実験を一緒に行うことができました。
エネルギートークでは、エネルギーについて男子目線、女子目線にわかれて対談。何もわかっていない私でも納得できちゃうような素晴らしいお話が聞けました。
いつもは電気やその仕組みについて全く興味のない私でしたが、このときばかりは、目をキラキラさせながら話す発電男子たちに心打たれました。きっとみんなが心から楽しんでいて、伝えようという気持ちがあったからだと思います。

そして、そのあと藤野電力さんが持参していた手作りの小水力発電の実験に参加させてもらいました。
(下の写真は藤野電力のメンバーであるミカエさんより提供)
みんなで試行錯誤しながら川の流れを調整したり、どういう向きだと水車の回転が速くなるか、川にはまりながらも楽しくわいわい発電しました。
写真はちょうどライトが点灯したところ。みんな楽しそうでしょ?
いろいろ失敗しながらもなんとか点灯したライト。ほんとうに嬉しかった。
このことをきっかけに、私の心にも電気を自分で作ってみたい思いが生まれたのです。
こんな私でもできるかもしれない、電気を作ることがこんな楽しいなんて、知らなかった。

原発事故に対するつらい思い、くやしい思いももちろんまだあります。でも、つらくて悲しい思いよりも自分が楽しめるほうがきっと続けてやっていけるんです。
パーマカルチャーやトランジション活動もそうだった。すべて楽しく無理なくやってこれたから今でも続けていける。発電ガールになりたい、と思えたのもすべて楽しいきっかけがあったから。
だから、これからはゆるーく楽しく自分らしく発電ガールとしていろんなことしていきたいと思っています。そして同じような思いを持つガールズ、もちろんボーイズにも会えたらいいな。

エネルギーに関して全くわかっていない私ですが、いつの日か立派な発電ガールになれるように少しずつ学んでいきます。発電男子のみなさま、そして発電ガールズ先輩のみなさま、どうぞあたたかく見守ってください。そしてこんな私に時々でいいのでアドバイスをいただけると嬉しいです。






発電ガール日記① ガールズ募集中

突然ですが、私、発電ガールになります。

「発電ガール」と名乗るほど、電気に詳しいわけでもないし、ガールと呼ばれるほどの年齢ではないかもしれないけど、発電ガールになりたいんです。

3.11以降、原発反対運動や自然エネルギーの見直しが日本各地、世界各地で多くの人によって行われています。私もその運動に参加したり、自然エネルギーばんざーい、と言い続けてきました。
でも、恥ずかしながら、実は電気のことについてほとんどわかっていませんでした。ごめんなさい。
機械や電気の仕組みに対して、ずーっと強い苦手意識があったのです。
自分の小さなソーラーパネルを持っていても、それがどうなっているのかわかりませんでした。

でも、これじゃーいけない。自分でできることから始めなければ、と思うようになってきました。
それに、きっと日本中、世界中には私みたいな人がたくさんいると思うのです。
いまさら聞けないわーと思ってしまうようなこと、一緒に学んでいきたい。
そしてみんなで発電ガールズとしてエネルギーを自給自足していきたい。
まだ遅くない、今からでも変えていけることがたくさんあると信じています。
何もしないよりも、少しでもいいから自分ができることをやっていきたい。

2013年、8月25日。
本日より発電ガール募集中です。

こんな人、まわりにいたらぜひ教えて下さい。世界中から参加できるようなそんな部にしたいな。

原発反対。自然エネルギー賛成。
電気のことよくわかっていない。
機械が苦手。
基本、説明書を読まない。
機械を楽しくいじっている男子の気持ちがわからない。
数字が苦手。
発電よりも節電が得意。
機械をいじるよりも自然と戯れるほうが好き。
ゆるく生きたい。
かわいいものが好き。
おしゃれが好き。
食べることが好き。
話すのが大好き。
などなど、これにひとつでも当てはまるなら、一緒に発電ガールになりましょう。




ありがとう、JAPAN。

みなさん、お久しぶりです。
夏のあつーい日本から帰って来ました。
一番の思い出は、きっと、思いっきり汗をかいたことです。
久しぶりの夏、心と身体ぜーんぶで、体感できてとてもよかった。
毎日笑顔で好きなこと全力でできたのも、家族、ともだち、そして3週間私を野放しにしてくれた旦那さまのおかげです。ほんとうにありがとう!

この夏は、新たな出会い、繋がりがたくさん生まれ、日本でたくさんのことを吸収して帰ってきました。ますますパワーアップしたかもしれない。そうだったら、いいな。
頭の半分は、まだ日本の楽しい思い出に浸っているけど、それだけで終わったんじゃいけない。私は私の今住むこの町でできること、ここを中心にアクションをおこしていこうと思っています。
日本のみなさん、素敵なインスピレーションをありがとう。

まずは、少しだけ日本の写真をシェアします。(私の友達、あいが撮ってくれた素敵な写真も入ってます。ありがとう。)

いつも大阪へ向かう飛行機から富士山がみえると、「ただいまー」って叫びたくなる。
奈良県、生駒にて。神戸で活動するアーティスト一二三さん主催の「ぽかぽか村」
 自然と音楽とのつながり。一二三さんが教えてくれました。素敵な音をありがとう。
 長野県安曇野にて。ゲストハウスシャンティクティ。自然と人とが共存している空間。こんなに落ち着けた場所は久しぶり。
 シャンティクティにセルフビルドされた美しいホビットハウス。屋根でお米が育てられるなんて、びっくり。臼井さんにはいろんなことを教わりました。また帰ってきます、ありがとう。
静岡県遠州にて。 トランジションタウン夏祭り。遠州のみなさんのホスピタリティーがすごい。日本に生まれてよかった、と改めて感じました。そして、全国のトランジションタウンのみなさんと繋がれてほんとうに嬉しかった。ありがとう!
この夏祭りで、トランジションタウンアルバニーの事例紹介させてもらいました。
 もちろん、念願のかき氷も頂きました。こーんな暑い夏にはかき氷が一番。ありがとう。
 兵庫県丹波笹山にて。てぬぐい展が素敵な古民家ハクトヤさんで行われました。
 てぬぐいの種類がたくさん。どれも素敵過ぎて迷います。ずーっと付き合ってくれた愛に感謝。

こんな感じで、あっという間に3週間過ぎてしまいました。
この写真以外にも、穂高養生園や、福井県小浜市、大阪アフリカンダンスキャンプ、関西パーマカルチャーセンターなどなどいろんなところに行くことができました。ほんとうに楽しかった私のながーい夏休み、出会うことができたすべてのみなさんに感謝します。
私のやるべきことは、ここから始まります。これからもこの素敵な繋がりがもっともっと広がっていきますように。