春の陽気でポカポカなベイエリアです。
やっと暖かくなってきたなーっと感じたとたん、風邪を引いてしまいました。
年に一回風邪をひく程度の私でしたが、今年に入ってもう2回も風邪を引いています。
季節の変わり目や疲れがたまっているとやっぱり身体は弱りやすいですね。
でも風邪を引いてよかったなーと思うこともありました。
それは自分の身体をいつもより観察できたこと。
それとハーブの大切さを実感したことです。
ハーブにはずっと興味があって、本を読んだりワークショップを受けたりして独学で勉強していました。でも、身体が丈夫な私にとってハーブの必要性をあまり実感していなかったのが事実です。
ハーブを利用するといえば、ハーブティー。リラックスのためによくハーブを取り入れていました。
ハーブの効用を知るたびに、頭痛のときはこれ使おう、眠れないときはこれ使おう、とわくわくしていたけれど、そんな機会がほとんどなかったのが事実です(幸せな悩みですよね)。
そんな私が、ハーブを取り入れる絶好のチャンスがやってきました。
風邪です!
もちろん風邪をひかないようにハーブを生活に取り入れるのが大前提ですが、風邪を引いてしまったときによく効くハーブがあります。
それは、Elderberry(エルダーベリー)です。
Elderまたは European Elderと呼ばれ、学名はSambucus nigra
日本では西洋ニワトコと呼ばれています。
ヨーロッパでは、エルダーは万能薬で、果実はもちろんお花もハーブとして取り入れられているらしいです。
アメリカでも風邪薬コーナーにこんなシロップが売っています。
種類もいろいろあり、甘くて飲みやすいので子供にも人気があります。
今回は市販のシロップを購入しましたが、次回からはぜひ自分で作ってみようと思います。
近所の小川の近くにエルダーが生息していると聞いたので、秋になれば果実を収穫しに行こう!と計画中です。ちなにみドライベリーからも作れるらしいのでまずはハーブストアに行って、すぐに作りたいです。
さて、気になるこのエルダーとは、
(効用&使い方)
今回は使っていませんが、エルダーのお花は発刊作用があり、熱を下げるの助けをします。
でもアメリカではエルダーといえばお花よりもベリーのほうが有名です。
そのベリーは免疫機能を高める効果があります。
シロップの容器にもImmune Syropとよく書いているのでわかりやすいですね。
ハチミツとその他のハーブをブレンドしたこのエルダーベリーシロップは、特に風邪やインフルエンザなどに効果的と言われています。
まさに副作用のない安全な風邪薬です。
私は風邪引きそうだなーと感じたときにこのシロップを飲み始めます。
そしてぐっすり眠ること。もちろん生姜&はちみつ&レモンも忘れずに。
これさえあれば、他の風邪薬はいつも必要ありません。
前回の風邪のときもお世話になったエルダーベリーシロップ、身体全体でハーブのパワフルさを実感できました。
ただ今回は5年ぶりに咳がひどくでました。身体は元気でも声がでない日が続いています。
そういった喉のためのハーブ、次回ご紹介したいと思います。
やっぱり元気なのが一番だけど、身体が弱っているときだからこそ知れたことたくさんありました。
植物の力ってすごい!そう心の底から思えた貴重な体験です。
もっともっとハーブのことを知りたくて、使いたくて、そしてみなさんとシェアしたい、とワクワクしています。
3.20.2013
3.07.2013
ローカリゼーション in ベイエリア①
今の家(Albanyアルバニー市)に引越ししてきて約1年が経ちました。
アルバニーはとっても小さな町で以前住んでいたBerkeley(バークレー市)のすぐ隣に位置します。
近所の人たちと出会ったり、散歩しながらこの土地の良さを日々実感しています。
大好きになったこの町で、今年はもっともっと地域に根付いたことをしたいなと考えています。
これからは、パーマカルチャーだけでなく、もっとコミュニティーにについても(ローカリゼーション、トランジションなどをキーワードにして)書いていきたいなと思います。
では早速、先週末に隣町のバークレー市でとても素敵なイベントに参加したので紹介したいと思います。
バークレーにあるEcology Center主催の「West Berkeley Walk」というイベントです。
「West Berkeley Walk」は、名前の通りバークレー市の東側(West Berkeley)をみんなで歩くというイベントです。
実はWest Berkeleyというエリアは、Ecology Centerを中心にグリーンビジネスやローカルビジネス(その土地に根付いたお店やレストラン)、公共施設、そしてUrban Farmがたくさんあります。
そのエリアをみんなで車を使わずに歩いて回ろう、というものです。
わざわざ車を運転して遠くに買い物に行かなくても、外国から輸入しなくても、少し歩くだけで、何も不自由のない環境を作ろうとこの土地に古くから住む人たちがWest Berkeleyを盛り上げてきました。
今回のイベントはすべてWest Berkeleyを愛する人たちみんなの寄付、ボランティアから成り立っています。イベントは無料!来たい人は誰でもウェルカム!という素敵なイベントでした。
写真とともにこの「West Berkeley Walk」を紹介します。
まず最初に訪れたのは、
The Sawtooth Building
http://www.sawtoothbuilding.com/
写真では見えませんが、屋根にはソーラーパネルが設置されています。
中に入ると、光がよく入るように設計された窓(スカイライト)があり、電気を使わなくても十分明るい。昔の人の知恵ですね。素晴らしい建築です。
ここに来れば何でも道具が揃い、好きなときに借りれます。(ただしバークレー市民に限る。)
最後に訪れたのはJered Pottaryです。陶器を売っているお店なのですが、昔のガソリンスタンドを利用したお店なのでおもしろい店構えです。
ここにある陶器はすべてお店の奥にあるスタジオでJeredさんが一人で作っています。
彼は、主にカリフォルニアにの土を使ってその土地の風土にあった作品作りをしています。
お店で売るだけではなく、ベイエリアのレストランからよく器のオーダーが入るようです。
Jeredさんの器に出会って、私もまた陶芸をしたくなりました。
さて、最後は公園でみんなでピクニック。
たくさんのボランティアの方達の手料理、そしてWest Berkeleyのスーパーやパン屋さんからたくさんの食べ物を提供してもらいました。新しい出会いをおいしい料理と共に楽しむことができました。
アルバニーはとっても小さな町で以前住んでいたBerkeley(バークレー市)のすぐ隣に位置します。
近所の人たちと出会ったり、散歩しながらこの土地の良さを日々実感しています。
大好きになったこの町で、今年はもっともっと地域に根付いたことをしたいなと考えています。
これからは、パーマカルチャーだけでなく、もっとコミュニティーにについても(ローカリゼーション、トランジションなどをキーワードにして)書いていきたいなと思います。
では早速、先週末に隣町のバークレー市でとても素敵なイベントに参加したので紹介したいと思います。
バークレーにあるEcology Center主催の「West Berkeley Walk」というイベントです。
「West Berkeley Walk」は、名前の通りバークレー市の東側(West Berkeley)をみんなで歩くというイベントです。
実はWest Berkeleyというエリアは、Ecology Centerを中心にグリーンビジネスやローカルビジネス(その土地に根付いたお店やレストラン)、公共施設、そしてUrban Farmがたくさんあります。
そのエリアをみんなで車を使わずに歩いて回ろう、というものです。
わざわざ車を運転して遠くに買い物に行かなくても、外国から輸入しなくても、少し歩くだけで、何も不自由のない環境を作ろうとこの土地に古くから住む人たちがWest Berkeleyを盛り上げてきました。
今回のイベントはすべてWest Berkeleyを愛する人たちみんなの寄付、ボランティアから成り立っています。イベントは無料!来たい人は誰でもウェルカム!という素敵なイベントでした。
写真とともにこの「West Berkeley Walk」を紹介します。
まず最初に訪れたのは、
The Sawtooth Building
http://www.sawtoothbuilding.com/
下の写真、右側に写っている建物です。
約100年前に工場として建てられたこの建物は、現在多くの小さいビジネスオフィスやアートスペース、ダンス&ヨガスタジオなどとして使われています。写真では見えませんが、屋根にはソーラーパネルが設置されています。
中に入ると、光がよく入るように設計された窓(スカイライト)があり、電気を使わなくても十分明るい。昔の人の知恵ですね。素晴らしい建築です。
そして、日本では珍しい、本ではなく道具が借りれるLibraryがあります。
あまりの道具の種類の多さにびっくりです。ここに来れば何でも道具が揃い、好きなときに借りれます。(ただしバークレー市民に限る。)
次の目的地までみんなで歩いていきます。
天気も良く、桜も見れて気持ちいいです。
歩いてる途中で、近所の方からみんなへレモンのおすそ分け頂きました。
このイベントのために、庭でとれたレモンを用意していました。素敵です。
そして、次は私がとても行きたかったGreen Faerie Farmです。
ドキュメンタリー映画EdibleCityを観て以来、自分のヤギ達を連れてバークレーの町を散歩しているJimさん(Green Faerie Farmの住人のひとり)の姿が忘れられませんでした。
このファームは住宅街にあります。外から見ると普通の家で、ここがファームなんてなかなか気づきません。でも裏庭に出てみると、いろんな野菜が育っていたり、動物のための小屋があったり、まさにファームです。
時期が冬なので窒素固定のためのソラマメがたくさん。あと冬でも育つ野菜も盛りだくさん。
そしてかわいいヤギの赤ちゃんもいます。とっても人懐っこいです。ヤギだけではなく、にわとり、そしてウサギもたくさんいました。ここに住む人たちはベジタリアンではないので、自分達の肉を育てて、自分達で絞めて、命を頂くという考えを大切にして生活しています。なのでウサギは彼らにとってとても重要な存在なのです。
手作りの小屋。ここはヤギの乳絞りのために使われます。
中に入るとリサイクル瓶を使った窓がキラキラしています。
もっともっとこのファームについて学びたいことがたくさんありました。今回は短時間だったのですが、できれば今後ボランティア活動に参加していきたいです。最後に訪れたのはJered Pottaryです。陶器を売っているお店なのですが、昔のガソリンスタンドを利用したお店なのでおもしろい店構えです。
でも中に入ってみると、とてもおしゃれでかわいいお店です。ここにある陶器はすべてお店の奥にあるスタジオでJeredさんが一人で作っています。
彼は、主にカリフォルニアにの土を使ってその土地の風土にあった作品作りをしています。
お店で売るだけではなく、ベイエリアのレストランからよく器のオーダーが入るようです。
Jeredさんの器に出会って、私もまた陶芸をしたくなりました。
さて、最後は公園でみんなでピクニック。
たくさんのボランティアの方達の手料理、そしてWest Berkeleyのスーパーやパン屋さんからたくさんの食べ物を提供してもらいました。新しい出会いをおいしい料理と共に楽しむことができました。
このイベントに参加して学んだこと、そしてたくさんの新しい出会いがありました。
今までの私は、なかなかこの土地に住む人たちと深く関わることをしていませんでした。それはきっと、もしかして日本に帰るかもしれないという気持ちがあったかもしれません。あるいは私はこの土地で育っでいないから。。。という考えがあったのかもしれません。
だけど、もっと心を開いて、アンテナを張って暮らしていると、どんどん素敵な出会いが訪れてきました。新しく出会った人と、実は共通の友達がたくさんいたり、共通の趣味があったり、繋がっていることをすごく実感しました。
自分が外国人だ、英語が母国語ではない、なんて実は関係ないのです。話せばみんな違う土地から来た人たちばかり。そんな人たちが今住んでいる土地を愛していて、そのためにみんなで集う、この土地のために何かをしたい、って思う気持ちが大切なのです。
それだったら私もできる、英語が完璧にしゃべれなくても、その気持ちさえあれば私も何かできるんだってことに気づきました。このイベントに参加して、何か自分の中にあった壁みたいなものが壊れた気がします。やっと自分の足を地につける準備ができました。
日本やアメリカに関係なく自分が住みたい場所を日々妄想ばかりしてきましたが、今自分のもっているものの大切さに気づきました。移住が多かった私にとって、ここだ!と思う土地を見つけれたのは素晴らしいことなのです。
より多くの人が自分の住む土地の良さに気づき、もっともっと繋がりが広がりますように。
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