11.18.2013

都会で農業しよう!③ Gill Tract Farm Open Day

こんにちは。
しばらくブログを書けないままあっという間に一ヶ月が経ってしまいました。
遅くなりましたが、先月行われたGill Tract Farmのイベント報告をしたいと思います。
Gill Tract Farmを知りたい方は前回ブログへhttp://herbivore1984.blogspot.com/2013/09/blog-post.html

この日は私たちアーバンファーマーが待ちに待った特別な日。
この「都会で農業プロジェクト」を家族や友達、市民のみなさん、そしてバークレー大学のお偉いさんたちに発表する日です。
このイベントはただ楽しむだけではなく、これからのGill Tractと呼ばれる土地の存続(スーパーマーケットなどの大手企業にこの土地を奪われないように)が懸かっています。
できるだけ多くの人に、このGill Tractという土地がなぜわたしたち市民に必要であることを知ってもらいたい。
今まで私たちが育ててきた野菜、そしてコミュニティーの大切さをみんなに身体全体で感じてもらいたい。そんなみんなの思いが伝わる素晴らしいイベントとなりました。

写真とともにご紹介します。
まずは、バークレーUrban Farmerのジムさんがヤギを連れて登場です。
どんどん人が集まってきました。それぞれのチームが考えたワークショップやゲームをみんな楽しんでいます。
 子供たちもたくさん。音楽に合わせて、みんなでお絵かき、たのしいな。
 そらの青、やさいの緑、とてもうつくしい
 みんなに試食してもらうための野菜をティファニーが収穫中。
 200名以上の参加、ありがとうございます!

音楽はみんなをハッピーにする。
 大切に育てられたたべものはみんなをハッピーにする。
 こどもはとっても純粋でハッピーだ。
最後に、このプロジェクトを立ち上げてくれたバークレー大学教授Miguel Altieriにみんなでありがとう!彼がいなければこの素晴らしいコミュニティは作れなかった。
一年前にこの土地でOccupy The Farmという占拠が行われ、このGill Tractという土地が目覚めた。
世の中には矛盾していることがたくさんある。もうこんなに便利な世の中なのに、まだ足りないものがあるらしい。また新しいスーパーマーケットやビルを建てなければいけないらしい。
アメリカの中ではグリーンな町というベイエリアでもそんなことが毎日起こっている。
ほんとうに必要としている人から土地が奪われ、空気も土も汚され、汚いお金だけが生まれる。一部の人の損得で動くこの社会はとても生きにくい。自分はなんて無力なんだろうって、考えるだけで疲れるからもうやめよう、なんて思わされる。
わたしたちはただ、自分たちで安全な食べ物を手に入れたいだけなのに、なぜ車や船や飛行機を使って手に入れた農薬たっぷりの食べ物を売るスーパーマーケットをこの土地に作らなければならないのか、さっぱりわからない。
そんな思いを声に出すかのように始まったこの「都会で農業」プロジェクト。
アルバニー市民やOccupy The Farmメンバーを中心とした私たち40人のアーバンファーマーたちが尊敬するMiguelと共に立ち上げたこのファームにはなんと200人以上が集まってくれた。わたしたちの声、とても大きく、たくさんの人に強く響かせることができた。
こうやって集まってくれた子供たちの笑顔を見ていると、わたしたちはこの子達に残していかなきゃいけない未来がある、ということを感じさせてくれる。
今だけがいい世界ではなく、これから生まれてくる子供たちのためにも、誇れるような社会をつくっていきたい。このファームは私にそんな大きな夢を持たせてくれた。