6.21.2012

薬草日記② Borage

今日のハーブはボラージ(Borage)です。
本名(ボタニカルネーム)はBorago officinalisさん。南ヨーロッパ、地中海辺りの出身です。
特徴は青い星型の花が下向きに垂れ下がって咲き、少し毛の生えた葉っぱ&茎です。


ボラージと出会ったのはサンフランシスコにあるパーマカルチャーガーデン。お花が可愛くて一目ぼれせしたが、先生がキュウリの味がするから食べてごらん、と言ってきたので食べてみるとほんとうにキュウリの味がする!毛が生えた葉っぱも若い葉であれば食べやすい。あんまり手間をかけずに育てられるので、今年はフロントヤードに植えました。




(効用)
大昔のハーバリストたちはボラージを、人々に勇気や度胸を与えるために使用していたようです。ヨーロッパで騎士たちが戦いに行く前にワイングラスにボラージの花を入れ、飲んでいたそうです。Take Borage for Courage! という言葉がありました。
現在では、そういった用途では使われていませんが今でも、軽いうつを緩和すると言われています。現在、ボラージは熱を取り除いたり、気管支感染、肝臓の異常、尿路感染への鎮静作用をすると言われています。また、ボラージ油はリューマチや肌、ホルモンバランスの異常に効果があります。そしてボラージエキスは肌や目などのかゆみに効くと言われています。

(使い方)
私はお花や若い葉っぱをそのまま食べることが多いのですが、サラダにしたり、ドリンクに入れたりもします。また、ボラージの花と葉をお湯に5分ほど浸すとボラージ茶のできあがりです。咳がひどい時や、ストレスがたまっているときなどにおすすめです。
私はまだ試したことはないですが、虫さされや肌のかゆみにはボラージの葉と茎を細かくしてその部分に塗ると痒みを和らげることができるそうです。

(パーマカルチャー)
ボラージはコンパニオンプラントとして使われます。蜂やその他の昆虫を引き寄せ、周囲の植物の受粉を助けます。キャベツの近くに植えれば、キャベツにつきやすい青虫を追い払います。
また、ボラージの枯れた茎や葉は、マルチとして活用します。カルシウムやカリウムを多く含むボラージは野菜や果物の成長を助けることができます。

簡単に育ち、かわいいお花が咲き、そして多様な働きを持つボラージ、育ててみませんか?ベイエリアであれば簡単に手に入ることができます。日本でも育てている人がたくさんいるみたいです。ぜひお試しください。





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