6.21.2012

薬草日記① 始まり

久しぶりのブログです。
時間はたくさんあるはずなのに、こうやって自分で何かを書こうという余裕がなかったのかな。
人に伝えたいこと、自分に伝えたいこと、言葉だけでは伝えれないことがあるはず。
いろんな方に刺激を受け、また少しずつ書いていきます。

最近、日本のパーマカルチャーコミュニティーで「薬草」という言葉をよく聞きます。百姓魔女や薬草ガールなど、とてもかわいい名前を耳にしました。
日本で看護師として西洋医学ばかりをずっと勉強していた私にとって、薬草とは無縁でした。
けれど、カリフォルニアに移り住んで、医療費の高いこの国で、自分の身体は自分で守らなければいけないと気づかされました。そのときに出会った友達がすすめてくれたのが薬草療法でした。はじめは半信半疑で使ったハーブティンクチャーでしたが、ほんとうに効いてびっくりしました。それから約3年、私は新薬をほとんど飲んでいません。
医療費の高いアメリカでは、病院に行けない人がたくさんいます。特に私が住むベイエリア(サンフランシスコ、バークレー)では、新薬に頼らずに自然の力でなんとかしたいと強く願う人がたくさんいます。そのためハーブ専門店や統合医療専門の薬局まであります。薬局に行って自分で簡単にハーブやフラワーバッチなどといった自分に合った薬を選ぶことができます。
日本みたいに誰でも気軽に病院に行ける国ではないけれど、自分に合った治療を自分で選んでいきやすいという意味では私はよかったと思います。
西洋医学を否定するわけではありません。自分が学んできたことも誇りに思っています。けれど、私は大学&看護師時代、西洋医学に偏りすぎていたんだと思います。目の前のことでいっぱいで全体が見えていなかった。患者さんに対しても自分に対しても。それに気づくことができてよかった。今からでも少しずついろんな人に伝えていきたいです。新薬ばかりに頼りすぎるのではなく、まずは身近な草花から取り入れてみませんか。そういう気持ちも込めて、私が育ててきた&使ってきたハーブを紹介していきたいです。まだまだ薬草について知識不足な私ですが、薬草日記を通して自分も学び、そして人に伝えていきたいです。


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