久しぶりの薬草日記です。
今回はみんなにもぜひ作ってもらいたいElderberry シロップ作り。
とても簡単に作れて、とてもおいしいおすすめの風邪薬です。
Elderberryについては前回のブログへ http://herbivore1984.blogspot.com/2013/03/elderberry.html
子供から大人、誰でも飲める万能薬。
とくにこのベリーは免疫機能を高める効果があります。
わたしは、身体の声を聞きながら、風邪をひきそうだなーと感じるときにこのシロップを飲みます。ほんとうによく利くのです。熱が出てしまったときでも、このシロップを飲んでよく寝るだけで、次の日にはケロッと治ってしまいました。
副作用のない風邪薬。ほんとうに心強い。
採れたてのフレッシュなベリーを使うこともできますが、収穫できるのは6-7月頃なので、今回はハーブのお店で手に入れたドライベリーを使用しました。
バークレーにある Lhasa Karnak Herb Companyで手に入りますよ。
今回参考にさせてもらったレシピは、オレゴン州の有名なmountain rose herbsから。 ここもステキなオーガニックハーブがたくさん手に入ります。
作り方
Elderberry(フレッシュなら1カップ、ドライなら1/2カップ)、
水3カップ、
Raw Local Honey 1/2カップ(Maple Syrupなどでも代用可。)
あとはお好みでシナモン、クローブなどのスパイス、あと生姜も加えるとおいしい。
Dried Elderberryの写真
1.材料がそろったら、Honey以外をお鍋に入れて沸騰させます。
沸騰したら、弱火にしてコトコト30分ほど煮込みます。
スパイスが部屋中に充満して、とってもいい匂い。
2.煮込み終えたら、ベリーを潰していきます。心を込めて、感謝の気持ちも忘れずに。
3.潰し終えたらザルなどで濾していきます。
4.最後まで汁を出し切るようにぎゅーっと絞って。
絞りあえた残りかすは、もちろん家のミミズさんの餌。そして土に帰ります。
5.しばらく冷めるのを待ち、冷めたらHoneyを加えて混ぜ、瓶に詰めて、出来上がり。
保存法は冷蔵後に入れ、3ヶ月ほど持ちます。
たっぷり作れるので、毎日大匙一杯ほど身体に取り入れることができます。
忙しい毎日が続くと、ついつい自分の身体の声を聞くことを忘れてしまいます。風邪を引くと、身体がわたしにサインを出していることにやっと気づきます。頑張りすぎていたんだなーと自分の身体に目を向けていなかったことが。そんな身体が出してくれたサインを、一般に「風邪薬」と云われる化学薬品で抑えることに違和感を感じていました。日本に住んでいたときはみんな当たり前のようにその薬を飲んでいました。「休めない、働かなきゃいけない」というプレッシャーに圧されながら。そんな生活を離れてやっと気づいた、植物の力で癒すことができるということ。半信半疑で取り入れだしたハーブの力、今は心と身体全身でその素晴らしさを感じています。風邪をひくということは決して悪いことではないと、わたしは思います。そのときに頑張りすぎた身体に耳を傾けれるか、どう対処するかでとても良い経験になると思います。始めは騙されたと思って一度、植物の力を試してみることをおすすめしたいです。きっと、自分の身体と向き合う素晴らしいチャンスとなりますよ。