大干ばつのカリフォルニアに恵みの雨が降りました。
五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る、と言われる日本。
そんな雨に恵まれた日本で育ったわたしにとって、こんなに雨のない生活はは初めて。
雨が降ることを祈る毎日。
昔、ネイティブアメリカンは干ばつが続くと、
族の仲間と共に雨を呼ぶレインダンスをしたそうです。
わたしたちトランジションアルバニーの仲間も一緒に、畑のまわりでレインダンスを踊りました。去年貯めた雨をわたしたちが育てている野菜に少しずつ与えながら。
この国に来てもうすぐ6年。
今まで一度も「節水」という言葉を聞いたことがありませんでした。
日本では頻繁に使われる「節水」という言葉、
今回の大干ばつがあり、やっと聞くことができた。
わたしたちが毎日当たり前のように使う蛇口から溢れ出てくる水。
いったいどこからきているんだろう?
貯水池の水面がどんどん下がり、みんながやっと心配しだす。
心配し始めるの遅いで!と突っ込みたくなるほど。
でも、わたしを含め多くの人が気づけただろうか。
当たり前のように使える水は、ほんとうは自然の恵があってのもの。
雨が降ることの大切さ。
もっと地球を大切にしなければ。感謝しなければ。
蛇口から出る水を使うことでしか水を得ることができない都会人。
その水が途切れるかもしれないと知り、初めて危機感を感じた。
都会に住むわたしたちはお水も電気も食べ物も全部依存して暮らしている。
そんなわたしたちに何ができるかな。
日本では、電気をオフグリットにする友達がたくさん増えてきている。
ひょっとしたらお水もオフグリットにできないのかな。
自分たちでお水を得て、使ったお水を循環させる。
3年前に訪れたニューメキシコ州にあるアースシップでは、全てがオフグリットだった。
全てが循環していて、とても美しく、心地よかった。
都会でもそういう生活ができるかもしれない。
そう願い、今年初めに設置した雨水貯タンク。2日間で満タンに。
貯めること、お水を大切に使うこと。
まずはそこから始めていこう。
水を大切にする暮らし。
地球と共に生きる暮らし。