4.03.2011

パーマカルチャーの集い ~ナチュラルクラフト①~

陶芸のクラスを受け出して、2か月が立ちました。
そして、やっと私の生まれて初めて作った器たちが手元にやってたのです。
正直なところ、想像してたものと全く違う色でした。
底に彫った自分の名前を見るまでは、全く気づきませんでした。
でも、どれもかわいい私の器たち。どこか歪んでたり、色がまだらなところがありますが、自分の手で一から作った器たちは、私に母性本能を与えてくれました。

今まで、家で使われているお皿といえば、IKEAやどこかのお店で買ったものばかり。きっと工場で大量生産されたものだろうな~と思いつつ、それが割れても、あまりみんな気にしない。
でも、こうやって自分の手で、粘土を選び、形を作り、色を選び、焼き、そして出来上がったものには命を感じます。忙しい毎日、大量生産されたものを安いからといい購入する。そしてその安いものが壊れたりしても気にしない。すべてのものに命があるという思いを忘れていたような気がします。
陶芸は、私にそんな思いを取り戻させてくれました。まだまだ新米の陶芸家ですが、楽しみ、そして新しい命を、器を、生み出していきたいです。


今回は陶芸の話ばかりしましたが、器だけではなく、食べ物、衣服、洗剤、家具などなど、一度見直すことはいい機会だと思います。
私の住むバークレー市では、地元の農家や、地元が生産するものを応援するプロジェクトがあり、街のいたるところで「Go! Local!」などの張り紙が見られます。
もちろん、地元のビジネスを応援することは、私たちの住む街の経済を良くする効果があります。それに自分たちの食べ物がどこから来たのか、誰に育てられたのか知ることができます。
私にとって、ファーーマーズマーケットで野菜やパンや蜂蜜などの生産者から直接買い、そしてその人たちと会話をすることが毎週末の楽しみになっています。
すべてのものに命が宿り、そしてそれをおいしく頂ける幸せをいつも感じています。

都会に住むと、お店で買い物をすることが多くなり、自分が買ったものがどこから来たのか、誰が作ったのかわからないまま消費することが当たり前のようになります。
私だって、物のルートを確認せずに、買い物をすることももちろんあります。それがすぐ必要とか、それしか選べないときなど、理由はほとんど急いでる時ですが。

でも、パーマカルチャーの考えを知ってからは、物にかかるエネルギーを意識するようにしています。その物が遠い国から来ているとすれば、運ぶための飛行機、、船、車などのガソリン代が必要です。もし、同じ物で、自分の隣町、それに自分の街から来ているとすればエネルギーの量は半分以下になります。それに、食べ物で考えると、運ぶ距離が長ければ長いほど新鮮さは失われてしまいます。

私は、自分で買うものは安全で、そして新鮮で、無駄なエネルギーをかけてない物を買いたいと思います。もし、買い物をするときにチョイスがあるとすれば、ぜひその物にかかるエネルギーの量を考えてみてください。きっとそうすることで、新鮮で安全ななものが手に入るし、そして自分の周りの経済効果へと繋がります。恒常的持続可能な環境づくり、なかなかそう言われてもどこから始めていいか混乱しちゃいますが、(私もその一人です。。)
まずは、
感謝の心、「いただきます。」を忘れずに。






2 件のコメント:

  1. 自分の衣食住、経済活動を可能な限りAWAREな状態に持って行く。
    不明な部分や不必要な部分を無くしていく。
    その行動自体が自分の生産活動や喜びになる。
    そんな当たり前の事が、また可能な時代になってきつつあるのを感じます。

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  2. Yosukeさん、
    そうですよね。今まで気づかなかったこと、ただ通り過ぎてきたことってたくさんありました。今こうやってひとつひとつ、自分の周りにあるものに感謝できることに喜びを感じています。今まで見ようともしなかったことを少しずつクリアにしていきたいし、またその過程をできるだけ多くの人と一緒に楽しめるものにできたらいいな、と思います。

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