4.01.2014

味噌作りクラス in Albany

こんにちは。
ベイエリアでは、恵みの雨が降っています。
ほんとうにキレイな雨で、大干ばつのカリフォルニアには宝物のよう。

そんな雨の季節に、アルバニーで味噌作りクラスを開催しました。
このクラスはトランジションアルバニーによる醗酵食シリーズワークショップのひとつです。
なんと今回、味噌作りの講師を私がさせてもらいました。


味噌は3年ほど前からずっと作っています。
味噌作りはすごく簡単で、自分で作るお味噌はおいしい!とみんなに言いふらしていたので笑。
そんな私にみんながワークショップをして欲しい、と声をかけてもらったのです。
始めは、人に教えるなんて、しかも英語でのクラスなんて、とんでもない!という不安な気持ちでいっぱいでした。クラスが開催される何週間も前からドキドキが止まりません。

味噌を作ったことのない人たちに、どういうふうに伝えればいいのか。
私のスタイルで、味噌作りを思いっきり楽しんで欲しい。そんな気持ちがぐるぐるしていました。

そんな緊張気味の私でしたが、クラスが始まるとなぜかノリノリになり、2時間みんなの笑いの耐えない楽しいクラスとなりました。あー、ほんとうに楽しかった!
私が特別なことをしなくたって、味噌作りというものは自然とみんなを繋げてくれる。みーんな子供のような笑顔で、味噌ボールを作ってくれました。



今回のクラスでは、とくに味噌作りに欠かせない麹菌、乳酸菌、酵母などの微生物の働きを伝えたかったわたし。人間が行う味噌作りの作業はほんとうにシンプルで簡単なものだけど、でも実は私たちが見えないところで、微生物たちが一生懸命働いているのです。そして、そのおかげでおいしい味噌が出来上がるのです。そんなストーリーにみんな感動してくれた様子。大豆と麹、塩を混ぜているみんなは「ありがとう!」と言葉にしながら、味噌に思いを込めていました。


日本人として、私ができること。私は料理研究家でも栄養士でもないけど、たべもの、そして料理に気持ちを込めることはできる。感謝することができる。それは、すべてのものにいのちがある、という日本で自然に身についてきた考えのおかげ。そんな素晴らしい考えを味噌作りを通して、一緒に感じることができたことがとても嬉しい。日本人に生まれてほんとうによかった。
そして、国境を越えて、こうしてみんなと一緒に味噌作りをできたことに感謝しています。

こんな素晴らしい機会を与えてくれたトランジションアルバニー、そしてワークショップを支えてくれた多くの友達、ほんとうにありがとうございました。

近いうちにバークレーでも味噌作りワークショップを行う予定です。
お時間が合えば、ぜひご参加ください。お待ちしてます。


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