3.20.2011

パーマカルチャーの集い ~Water ①~

私の住んでいるバークレーでは雨が続いています。
1週間ほど雨マークが続いているので、自転車通勤の私にとっては少しがっかりです。
でも、庭の野菜たちは喜んでいるみたいです。

今日は、雨の日でもあるので、少し水の話をしたいと思います。
私たちの生活で、水は欠かせない宝物です。
飲み水、料理、洗濯、食器洗い、お風呂など毎日水を使わない日はありません。
水はいつも当たり前のように私たちのまわりにあり、それがなくなる日なんてなかなか想像しにくいものです。
前にも話しましたが、恥ずかしい話、私が水の大切さに気付いたのは最近のことです。
私が小さい頃、お母さんに「開けたら閉める!水の無駄遣いやで~!」と何度も怒られましたが、そんなことなんて気にもとめてませんでした。水道代を払うのはすべて両親だったので、いくら私たちが水をつかったなんて全く知りませんでした。恥ずかしいです。

しかし、私たちが使用できる水は決して無限のものではありません。世界で砂漠化が問題になってる中、私たちの水もいつ底をつくかわかりません。たとえ、私たちの世代はたくさんの水を使えたとしても、次の世代、そしてそのあとの世代に続く有効な水資源を残せるでしょうか。パーマカルチャーは恒久的持続可能な環境を作り出すデザインをします。いつも7世代あとのことを考えています。
しかし、正直なところ、そんな何百年後のことなんて考えれない~という人も多いと思いますが(私もそのうちの1人でした)、まずは私たちが使える水が周りにあることに感謝しましょう。

水の大切さに気づくことは簡単なようで、難しいと私は思います。きっかけがなければ水の大切さを意識することは難しいかと思います。たとえば、私の場合、何年か前にキャンプに行ったとき、8時間ほどのハイキングをしました。その時、自分たちに必要な水をかかえて長距離を歩くことがとても大変でした。のどが渇いても、少しづつ水を飲み、最後まで安心してハイキングできるように水を残します。都会にいると、のどが乾けば、水道をひねれば水がでるけど、水道があるのはほんの限られた場所だけです。都会から離れ、水が限られた状況で初めて、水があってよかった~、と感じました。

世界でたくさんの人が水の大切さについて訴えていて、その人たちの言っていることに感動しました。でも、実際に私が水への感謝ができるようになったのは、自分が水がなくて困った体験をしたからです。自らの体験はいつも私に本当の知識を与えてくれます。

私はできるだけ多くの人と一緒に水の大切さを感じたいので、まずはみんなにも実際に体験してもらいたいです。
例えば、自分が飲む水の量を意識したり(飲むなとは言いません笑)、シャワーが故障したとき、
晴れた日が続いて、庭が干からびたのを見たときなどなど、きっと気づけば実際に水の大切さに気づくチャンスはあると思います。

今、地震後の被災地では多くの人が水の大切さを感じています。私も、阪神大震災後、お風呂に貯めてあった水を少しずつ飲んでいました。

日本にいるたくさんの人が、水の大切さを今感じているのではないか、と思います。早くみんなに安心して生活できる水が届くように、私は祈っています。
そして、その人たちの経験を決して無駄にはしないように、私たちみんなが一緒になり、今こそ水へ感謝する時だと私は信じています。



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